札幌新陽高等学校は平取町教育委員会、株式会社パル・コーポレーション協力のもと、アイヌ文様をYOSAKOI法被に取り入れた、アイヌ法被プロジェクトを実施しました。

昨年度より、アイヌ文化の学習を教育課程に取り入れ、授業でアイヌ文化をテーマにしたPBL(プロジェクトベースドラーニング)を実施し、その学びの一環でアイヌ文様をデザインしました。アイヌ文様のデザインは、関根真紀氏(平取町二風谷、アイヌ工芸家)に監修をしていただきながら、制作を進めました。

3ヶ月の制作期間を経て完成したアイヌ文様は、今年度の1年生用のYOSAKOI法被に取り入れられました。書道部の生徒が作成した新陽高校の文字に、南中ソーランの伝統を踏まえた波の模様、そしてアイヌ文様。様々な方々の想いが募った法被が完成しました。

新陽高校の前身である札幌慈恵女子高校では、昭和32年から35年にかけて、アイヌ言語学者の第一人者である田村 すず子氏が教鞭をとっておりました。今年度は1学年全コースでアイヌ文化をテーマにしたPBL型の授業を実施します。今後も平取町教育委員会と連携しながら、アイヌ文化についての学習を実践していきます。今回の法被を纏っての演舞を楽しみにお待ちいただければ幸いです。

制作者: 札幌新陽高校3年 髙橋椿
監 修:平取町二風谷 アイヌ工芸家 関根真紀
協 力:平取町教育委員会・株式会社パル・コーポレーション

【札幌慈恵学園 札幌新陽高等学校】
所在地:〒005-0005 北海道札幌市南区澄川5条7-1-1

【この提携内容に関する問合せ先】
札幌新陽高等学校
担当:細川凌平 学校電話番号:011-821-6161