「札幌市東区の市街地でクマが出た!」

札幌市民にとってショッキングなニュースが流れたのは今年の6月の事でした。私たちの学校がある南区澄川の市街地や地下鉄付近にもクマ目撃情報が寄せられ、私たちの身近な生活の中にヒグマがいることを実感する日々が続いています。

札幌市近郊の自然環境の変化に加え、昨年度のコロナ自粛の影響で人間の活動が一定程度抑えられたことで、野生動物の活動範囲は人間が社会活動を営む場所にまで拡張しているように感じています。

本日行われた2021年度探究コースPTA企画「野生動物との理想の関わり方ワークショップ」。

本企画は7月下旬に運営に携わる有志生徒の募集からスタートし、約2ヶ月間に渡ってさまざま調整を進めてきました。緊急事態宣言の発令も想定しながら、対面・オンラインの両方での企画を並行しての準備です。

野生動物との共生、人獣感染症としての新型コロナウィルスとどう向き合うかを議論するため、講師としてどのような立場の人をお迎えすることがベストなのか意見交換を進めてきました。

本日無事に終了した本企画は、円山動物園参与小菅正夫様・酪農学園大学佐藤喜和様・北海道大学人獣にも共通感染症国際共同研究所の五十嵐学先生の御三方を講師としてお迎えする、とても豪華なものに!

貴重な講演で得た情報・知識をフル活用し、高校生として・いち市民としてどのように行動すれば良いのかについて議論を深めました。

夏休みに余市エコビレッジで体験した学びとも紐づきながら、この問題に対して当事者意識を持って向き合おうとする若者の姿がそこにありました。