本校の女子硬式野球部の生徒が負傷した件について、全校生徒と保護者の皆様には既にご報告したとおりです。ですが昨日記者会見を行い、各メディアの報道をご覧になり、不安に感じたり疑問を持たれたりしている方もいらっしゃるかもしれませんので、あらためて、校長の私自身の言葉でご報告したいと思います。
5月6日の朝、女子硬式野球部の練習中に、移動式防球ネット(バッティングゲージ)が倒れて部員生徒1名が下敷きになり頭部を打つ事故がありました。怪我をした生徒は意識不明の重体で、現在も病院で治療を受けています。
(事故概要および事故後の対応につきましては、下記の資料をご確認ください。)
まず、学校の管理下での部活動中に、あってはならない重大な事故が起きてしまったことについて深くお詫び申し上げます。
なにより怪我をした生徒とそのご家族にはお詫びの言葉もありません。一日も早い回復を心から願うとともに、ご家族に寄り添ってまいります。また、女子硬式野球部の他の部員の不安や動揺を受け止め、全職員でサポートに取り組みます。
生徒の皆さんは、先日の全校放送で伝えたとおり、まずは落ち着いて、いつもどおり生活してもらえたらと思っています。金曜日のみんなの様子を見て、新陽生の優しさをあらためて感じました。
もし少しでも不安があったら、担任・メンターあるいは話しやすい先生に相談してください。保健室やスクールカウンセラーなど通常の相談体制に加え、心のケアの専門家にも学校に来ていただいています。
保護者の皆様、このたびの報道で、ますます生徒や保護者の方々にご心配をおかけしているのではないかと申し訳なく思っています。ご家庭と学校で力を合わせて生徒たちを支えたいと思いますので、ご協力のほど何卒宜しくお願いいたします。
卒業生やご家族、地域の皆様、連携先の学校や企業の皆様、この度はご心配をおかけし誠に申し訳ありません。既にさまざまな方から、怪我をした生徒を心配する声や励ましのメッセージをいただき、ありがとうございます。
今後、事故の原因究明と再発防止に全力で取り組み、穏やかな学校生活を取り戻せるよう尽くしてまいります。
そしてなによりも怪我をした生徒の回復をお祈りしております。
札幌新陽高等学校
校長 赤司展子