札幌新陽高等学校は1958年の創立以来、校訓『自主創造』が示すように「この道は自ら拓くべし」という信念を持って教育活動に取り組んできました。2016年からは「本気で挑戦する人の母校」をスローガンに、変わっていく教育環境や必要とされる人材を見極めながらさまざまな改革を進めてきました。そして、2020年に始まった新型コロナウイルス感染症による世界的パンデミックは学校教育にも大きな影響を及ぼし、私たちはあらためて「学ぶとは」「学校とはなんのためにあるか」という問いと向き合うこととなりました。
そこで、これからの新陽高校のあるべき姿を明確にしようと策定したのが、新陽ビジョン2030『人物多様性』です。本気で挑戦し自ら道を拓く人の母校として、2030年に向けて様々な人々と共に持続可能な社会を創っていくことを目指し、今後はこの思い描く未来の実現に向けて積極的に取り組みを進めてまいります。具体的には、“生徒の数だけ学びがある”を基本理念とし誰一人取り残さない教育を実践すること、文化の多様性を尊重し北海道を原点に他地域との連携やグローバル体験などを提供すること、多様性を重んじる教育にふさわしい校舎・キャンパスを整備すること、などです。
ただ、入学金や授業料といった生徒のご家庭からの負担だけでは、こういったハードとソフト両面からの環境充実、そして新しい教育への挑戦は難しいのが現状です。日本の高校進学率は98.8%、そして北海道ではその約4分の1が私立高校の生徒です。このような状況の中で私立という選択肢しかないケースもあり、ご家庭が低所得者世帯であることも少なくありません。
子どもは自分で環境を選べません。だからこそ、置かれた環境によって学ぶ機会が奪われることがあってはならない、と考えます。子どもの学ぶ権利を守り成長するチャンスを提供することが、わたしたち大人の役割であり、新陽高校では、どんな家庭の生徒たちにも「自ら道を拓く」機会を提供したいと思っております。
皆様からの支援を広く求めるため、学校ホームページ等を通して寄付を募集させていただいております。趣旨にご賛同いただき、多くの方々よりご支援、ご協力を賜ることができましたら幸いに存じます。何卒宜しくお願い申し上げます。
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また新陽高校は、このたび「寄付月間2021 ~Giving December~」の賛同パートナーに承認いただきました。寄付文化の醸成を目的として、11/29〜12/13にかけて有志生徒による「寄付の教室」プロジェクトを実施します。
(画像をクリックすると寄付月間2021 webサイトに飛びます)