学校法人札幌慈恵学園札幌新陽高等学校(理事長:荒井聰、校長:赤司 展子、本校:北海道札幌市)は、故 藤田紀郎様のご厚志と故 廣田聰様のご尽力により遺贈いただいた資金により、金額1億円の奨学基金を創設し、2022年度から運用を開始します。これに伴い、外部有識者を中心とする委員会を設置し、本奨学基金による奨学金制度の企画ならびに運営に関する助言をいただきます。
コロナ禍という未曽有の困難の中で、学びを継続しつつ自主創造し未来へ挑戦する高校生を真にサポ-トするとともに、機会格差の解消など現代社会の歪み是正の一助へ向け、ご共感いただける方からのファンドレイズを通じて、持続性と先進性のある新陽独自の奨学基金の実現を目指します。
〈藤田紀郎様について〉
昭和34年早稲田大学卒業。北海道日産勤務を経て、家業(備品卸および不動産業)を手伝い、引継ぐこととなりフジタ不動産を設立。昭和59年には株式会社リストを設立。平成14年まで35年以上にわたり不動産会社を経営。昭和40年に札幌不動産リスティング協会を立ち上げ(創立時メンバー)、札幌の不動産業の発展に尽力し、ここ10年ほどは同協会の名誉相談役であった。札幌慈恵学園の常任理事であった廣田氏とは、札幌不動産リスティング協会を通じて、家族ぐるみでの親交があった。令和3年2月13日ご逝去。
〈廣田聰様について〉
昭和44年北海道大学法学部法律学科卒業。同年三和銀行入行。昭和57年、家業を継ぐため退社。同年株式会社みたか商事(札幌)に入社し、昭和60より同社代表取締役。公職として、公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会理事、公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会理事、公益社団法人北海道宅地建物取引業協会副会長、公益社団法人北海道宅地建物取引業協会札幌支部支部長、札幌家庭裁判所調停員(平成14年4月〜平成22年3月)などを歴任。平成27年7月国土交通大臣表彰受賞。平成27年6月より本学園理事、常任理事。令和元年11月18日ご逝去。
【基金の目的】
・教育再創造の推進
・日本の寄付文化醸成の後押し
【寄付の使途】
・奨学金
【委員会で企画検討すること】
・奨学金制度の検討(現行の奨学金制度の再整理を含む)
・持続性ある奨学基金およびファンドレイズの検討
【委員会メンバー】
・鶴井 亨 株式会社北海道新聞社 常務取締役
・渡辺 由美子 認定NPO法人キッズドア 理事長
・対木 孝成 IAYインターナショナルアカデミー 専務取締役 副学院長
・石井 吉春 北海道大学公共政策大学院 客員教授(札幌慈恵学園 常任理事)
・赤司 展子 札幌新陽高等学校 校長
【事務局】
・阿美 晴彦 札幌新陽高等学校 教諭・総務部長
・高石 大道 札幌新陽高等学校 教諭・コミュニケーションセンター長
・札幌慈恵学園法人本部